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K18の基礎知識 | ジュエリーに使われる「金」についての豆知識

「18金ネックレス」などの「18金」とはどういう意味なのでしょう? 一般的にジュエリーに使われるK18(18金)・K14(14金)・K10(10金)の素材。
これらがどのように違うのか詳しくご説明いたします。

■ 金(ゴールド)のお話

まずは「金」そのもののお話。

金は、その美しい色と光沢から、古代から価値を認められてきた貴金属です。
装飾品として人類に利用された最初の金属とも言われています。

金は金鉱山などの鉱脈から採掘されたり、
金鉱脈から流れた下流河岸に沈殿する砂金などから採集されます。
1トンの金鉱石から採れる金はわずか5グラムほどしかありません。

これまでに人類が採掘した金の総量は約17万トン。
これはオリンピック用プール3杯半に例えられます。
そして、まだ採掘されていない埋蔵量は約7万トンで、プール1杯半〜2杯弱と言われています。
とても少ないように感じますが、金は溶かして再利用もできるので
現在、電気製品に使われている金の回収やジュエリーのリサイクルも一般的に行われています。

■ ジュエリーに使われる金 18金、14金、10金など

そもそも、金そのものはとても柔らかく、「展延性」という延ばすことができる性質があります。
1グラムの金を3000メートルまで伸ばせるほどで、
平面上に延ばした金箔や、糸状に延ばした金糸などがあります。
この柔らかさ・展延性ゆえに、純金のままではジュエリーとして適しません。
特に石留め用の爪などには強度が不十分です。

そこで、ジュエリーでは一般的に金よりも固い銀や銅を混ぜて合金(ごうきん)にして加工します。
この銀や銅など、金に合わせる貴金属のことを割金(わりがね)と言います。
こうした金の合金で、中に金が含まれている割合を表したのが18金、14金、10金などです。
つまり、それぞれ金の純度が異なるということです。

K18(18金)・K14(14金)・K10(10金)は、その金の含有率を24分率で表しています。
「K」は「カラット(KARAT)」の略で、24分率の単位です。
K18は、24分の18が金ということ。
K18で75%、K14で58%、K10で41.7%の金が含まれていて、それ以外は銀や銅などの割金という意味になります。

金の含有率

金が含まれる割合が少ないと、その分、変色しやすい銀や銅の割合が多くなる為、
K18よりもK10の方が変色しやすいということにもなります。

また、国によっても一般的に使用される金の純度が分かれるようで、
日本やイタリアではK18、アメリカではK14、イギリスではK9が一般的です。

ちなみに、カタカナ表記が同じ「カラット」は宝石用語でも聞かれる言葉ですが、宝石で使われる「カラット」は英字スペルが異なる「carat」。
こちらは宝石の質量を表す単位で、1carat=200グラムです。

■ 金の色

ジュエリーには「イエローゴールド」「ピンクゴールド」「ホワイトゴールド」などが使われますが
これはそれぞれ、金に混ぜる銀や銅の割合を変えて色を変化させたものです。
例えば、イエローゴールドの場合、金に混ぜる銀と銅の割合を、一般的に銀:銅=6:4とします。
銅を多く混ぜて赤みを増したものをピンクゴールドと呼び、
ホワイトゴールドの場合は、銀の割合を多くします。
他にも、銀と銅の割合を変えてレッドゴールドやグリーンゴールドなども作られます。

■ cullentのK18ジュエリー

cullentのゴールドジュエリーは、経年による変色の出にくいK18素材で製作しています。
それは、美しいまま長くご愛用頂き、
お客様のお手元でヴィンテージジュエリーとして育って欲しいから。
時間と共についた傷跡や汚れも味わいとなり
お客様とって、他に無い特別なモノとなることを願って大切にお作りしています。

但し、K18がまったく変色しない訳ではありません。
初期の変色は柔らかい布でふけばケアできますのでこまめなお手入れをお勧めいたします。



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